一級建築士事務所アトリエマナ(代表:河内真菜):「住宅地で別荘暮らし」をテーマに、身体に関する建築の環境造りを手がけています。

ガクブチハウス

敷地は閑静な住宅街。北傾斜で、隣地に大きなボリュームの住宅が建ち、南の明るい採光は望めなかった。反して、北側は、北西の角地に位置し、大きな広がりと眺望が期待できた。そこで、日のあたる北庭をつくり、その明るい庭を眺めながら生活する家族の居場所を造りたかった。
まず、敷地を1枚の大きな塀で包み、一番明るい北西に庭をつくる。居室やテラスから、 その庭を眺められるように部屋を配置していく。周辺環境は一般的な住宅地であることから、塀にいくつものガクブチ窓を設ける事で、四季と時間で移り変わる、スケールの大きな絵になるように、通常の住宅地の風景を違った視覚で感じ 、まだ周囲からも風景の一部としての佇まいを得られる効果を期待した。この大きな絵は、周辺環境と家族を優しくつなげ、同時に守り、家族の営みをそっと写す絵にもなるだろう。

計画地:神奈川県海老名市
設計:アトリエマナ
構造:桑子建築設計事務所
用途:住宅
敷地面積:164.29m²
建築面積:80.02m²
延床面積:112.61m²
構造:木造2階建

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