一級建築士事務所アトリエマナ(代表:河内真菜):「住宅地で別荘暮らし」をテーマに、身体に関する建築の環境造りを手がけています。

片瀬山の家

片瀬山の閑静な住宅街にある夫婦+子供2人のための住宅です。家族は、海や山、光や風の移ろいが豊かな、この片瀬山の立地を好み、都心から移り住む事に決めました。建築協定があり、色調、空地や緑地の規制区域であるものの、それゆえの美しい街並みに調和のとれたデザインであること、また、そこに家族の生活をどのように反映するかがテーマとなりました。敷地は、東南の角地で採光に恵まれた立地条件ではありましたが、道路後退の規制があり、建築が立つボリュームは限られていました。そこで、制限一杯にボリュームを立ち上げ、屋上までフルに使いきり、テラスや中庭などのアウトリビングを挿入し、それを間仕切りとして機能させることで、単調になりがちなプランを、家族の気配を感じながら外にも中にも居場所がある豊かな住環境を実現しました。片瀬山のおおらかな風景に呼応する、ゆったりとした居場所がこれからも家族も営みを見守る事でしょう。

計画地:神奈川県藤沢市
設計:アトリエマナ
構造:馬場貴志構造設計事務所
施工:(株)タツミプランニング
写真:藤井浩司/ナカサアンドパートナーズ
用途:住宅
敷地面積:137.61m²
建築面積:55.04m²
延床面積:107.65m²
構造:木造2階建

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